二つの治療方針（ジェイク） - 生きているキセキ〜The miracle of being alive〜

ジェイクの膿の溜まる手と梅毒の治療について、

別の獣医さんに聞いてみた。

そしたら、

ペニシリンを注射すると膿はほとんどの場合完治するし梅毒にも効果があると教えてくれた。

そのことを今お世話になっている獣医さんに言ってみた。

そしたら、

ペニシリンは基本的にうさぎには使わない。例え、注射だとしても消化器系に悪影響のある薬だから何が起きるか分からない。

確かに、ペニシリンでの治療を教えてくれた獣医さんも、まだまだ症例は少ないけどと言っていた。新しく始めた治療法みたいなニュアンスで言っていた。

リスクがあっても完治するなら、しかも梅毒に関しては、クロロマイセチンが合わないジェイクには完治はあり得ないと諦めていたから、もし本当に完治するなら…でも…

悩む。

今のままだと膿が溜まったら排膿し、梅毒は患部に対する対処しかない。これは半永久的に続けなければならない。続けても完治しない。でも、命に関わる治療ではない。

悩む。

ジェイクにとってストレスが少ないのはどちらなのか…

悩む。

乳がんがわかって、手術して病理結果が出て、抗がん剤治療を勧められた時、抗がん剤治療しても再発や転移しない率の上乗せは数パーセントと言われた。

それでも治療することに決めた私。

ジェイクのこととは少し違うのかもしれないけど、そんなことをふと思い出した。

ジェイクにとってどちらが良いのかと悩むふりをして、実はお世話する私自身の都合で悩んでいるのだろうか。

そうじゃない！

ジェイクはジーニやそうやはなより寿命が短いと思う。

引き取った元々の理由は、余生を少しでも穏やかに、シアワセに過ごさせてあげたいと思ったから。

と言うことは…

ジェイクにとってのシアワセはどちらなのだろう。

よく考えなきゃ。

悩むなぁ。