衝撃の事実
父の形見分けと遺品整理をした
関西からこちらに転院する時に
身の回りの物を持てるだけ持って
持てない物は宅配便で送った
その中に
手帳が二冊あった
その手帳は
父が入院中にも病室にあった手帳だ
父が死んだ後、中を見た
ほとんど白紙だったけど
拾って来た時は紅かったのだろう
葉っぱが貼ってあったり
阪神ファンだったのか
選手の切り抜きが貼ってあったりした
入院した10月4日のところに
赤ペンで星印が書いてあった
そして
あの世にいくのが近づいてきた
誰にも言わなかったが
4年前から分かっていたこと
と書いてあった
今となっては確認のしようがないけれど
入院して間もない頃に
私は
いつから体調が悪かったのか
父に聞いたことがある
その時父は
今年の夏くらいかな…と言っていた
でも、よく考えてみたら
父の癌の数や大きさからして
半年足らずの間で出来たとは
考えにくい
4年前にどうだったのか
検査や治療をしたのかも
今は分からない
多分
父が自分で体調がおかしいと思っていただけで
病院に行ったりはしていないような気がする
もし
もし4年前に父が私たちに言ってくれていたら
状況は変わっていたのかもしれない
そんなことを言ったところで
今さら
しかたがないのは分かっている
でも
そうだったの?
なんで教えてくれなかったのだろう
と、手帳を見た時は残念に思った
私も乳がんを患って
思うことは
早期発見が予後を大きく左右するということだ
出来てしまったものはしかたがない
でも、早く見つければ
完治も不可能ではないのかもしれないと
これは、あくまでも私の考えなわけで
人それぞれ違うのも分かっている
何にしても
健康が一番
また言うけど
元気があれば、何でもできる!
本当に
本当にその通りだなと
改めて感じた
当たり前のことなんて
なにひとつない
今、この瞬間を生きていることは
やっぱり
キセキなのだと思う
お父さん
じいちゃん
私は頑張るよ!
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