生きているキセキ 〜The miracle of being alive〜

私と娘、息子、そして天国の夫のハナシ。

気持ち

私の両親は、私が5年生の時に離婚した

もう36年も前のことだ

離婚の原因は父の浮気^_^;


離婚して、母は私たち子ども3人を一人で育ててくれた

大変だっただろう

昼夜と働いていた時期もある

はっきり言って

生活は大変だった

子どもだった私でも感じていた位


母はそんな生活がしんどくて、息抜きしたいと思ったこともあったのだと思う

酔って朝帰りすることもあった

私たちが登校する時間には帰っていないこともあった

私は当時、そんな母が嫌いだった


私が19歳の時には、突然母が帰って来なくなったことがある

しばらくして、ガスがとまった

妹は高校生、弟は中学生の頃のことだ

お湯の出ないシャワーでヒーヒーいいながら髪を洗ったっけ…

6月とはいえ、あれには参った


3人での生活が一ヶ月を過ぎる頃、これもまた突然、父から電話が来た

もちろん、父は事情は何も知らずにかけてきた

それから程なくして、関西に居た父は私たちのところへ来てくれた

父と私たちは引越しをして、母も戻ってきた

離婚した2人と私たちとのおかしな生活が始まった

でも、それも1年位だけだった

私は、ぎくしゃくした家の空気が嫌で、1人暮らしすることに

父もまた出て行った


それからも何度か、父は私たちの前に姿を現したり、近くに住んだり、また出て行ったりを繰り返した

良く言えば自由なひと

悪く言えば自分勝手なひと

なわけだ


私からしたら、母もどうかと思うことはたくさんある

ずっと長い間、私は両親のことが情けない、恥ずかしい、好きになれずにいた

そんな私の想いよりも

母の父に対する想いは相当だと思う

苦労したのは、父のせいだと、許せない、大嫌いだと


今回、父の入院がわかって、母に伝えたけれど、

私は何もしない

あなた達子どもでお願いねと言われた

母は父を許せていないってことだ

元旦那が末期癌で余命宣告をされていても

それでも許せない母の気持ち

私には理解できない

離婚した夫婦なら、こんなものなの?

もう長くは生きていられないと分かっていても、許せないものなのだろう

母の心の中には

父とのいい思い出はなにひとつないのだろうか

情もなにも 



今日、夕方に父の転院が決まった

来週月曜退院、火曜入院


明日は航空券を予約しなくちゃ


父移送計画は上手く行くかな…

明日から忙しくなりそうだ。


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