生きているキセキ 〜The miracle of being alive〜

私と娘、息子、そして天国の夫のハナシ。

主治医

父から電話がきた


主治医が家族に話をしたい

火曜日に来て欲しい

出来れば火曜日がいいと


はい、はい

火曜日に私が伺います

お医者さまはお忙しいですからね

私は無職だし、

会って頂けるのなら喜んでうかがいます


とは言えないけど

火曜日に行くことになった


ある意味

父 は人質だから

先生のご機嫌を損ねたら

また父が辛い想いをしたら大変だもんね


今晩は弟夫婦と娘と息子が車で病院へ向かう

着くのは明日の早朝だろう

それと

妹と妹の娘も明朝から新幹線で病院へ行く

父、

喜ぶだろうな^ ^

でも

疲れちゃうかな…



はたして主治医からどんな話をされるのだろうか

本当に治療は出来ないのかな

こっちの病院へ転院は出来るのか?

もしかしたら

余命宣告されるのかな


今から緊張する

落ち着いて、ちゃんと話を聞かなきゃね

質問も書いて行かなきゃ


今回、父のことがあって

つくづく思った

自分が病気になった方がマシだって

病気の辛さより

心配する周りの人の方が何倍も何十倍も

辛いのかもって


私が癌だと判って

父や母、妹や弟

娘や息子に話した時

きっとみんなは辛かっただろう

私より悲しかったかもしれないと

違うかな?

父は私達より辛いかな…


じゃあ、お父さんは?

お父さんは…

多分

無念だっただろうな、相当辛かっただろうな

寝たきりになって

喋れなくなって

動けなくなって

きっと

悲しかっただろう

言いたいこと

やりたいことがいっばいあったよね

そう思うと

お父さんがかわいそうでならない



私は思う

人は死んだら無だと


何も感じない

考えられない

だと


だから、今はもうお父さんは辛くないし

悲しくもないと思う


でも死んでしまったら

楽しいとか嬉しいとか

いいことも感じられないと思うと

それはやっぱり

かわいそうだと思うけど


話がそれた


とにかく今、私に出来ることを全力でこなすしかないと思う

父のために。


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