生きているキセキ 〜The miracle of being alive〜

私と娘、息子、そして天国の夫のハナシ。

餃子とお父さん

昨日、娘とつけ麺を食べに行った。


私はつけ麺と餃子を注文

娘に餃子食べる?

と聞いたらいらないって。


◯◯◯はお父さんの作った餃子を家で食べるのは好きだけど、お店のは食べたいと思わないんだ

と娘が言ってきた。


そうだったんだ?!

知らなかった!


お父さんは料理が好きだった。

お父さんの得意な料理が餃子だった。

テーブルいっぱいに新聞を広げて、太くて短い指で、器用に皮に包んでた。

私や子ども達は焼き上がるとすぐに食べて、お父さんは焼くのに忙しくて、ビールを飲みながら焼いてた。

いつも200個くらい包んで、半分は冷凍して後日、揚げ餃子にしてたっけ…

懐かしい。


お父さんが倒れてから今日までで、一度だけ息子が餃子を作ったことがある。

もう一年位前だったかな…


ニラやキャベツとひき肉の割合を、息子と私であーでもない、こーでもないと言いながら作った。

焼き上がりの見た目は、お父さんのと少し違ったけど、味はとても似ていた。


お父さんの作った餃子は、もう二度と食べることは出来ないけど、残念だけど、また息子に作ってもらえばいい。

そう思うことにしている。


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