生きているキセキ 〜The miracle of being alive〜

私と娘、息子、そして天国の夫のハナシ。

ハタチノヒ

※これは娘へのメッセージです。

興味のない方はスルーしてください^_^;


小雪へ

お母さんからのこのメッセージはいったい、いつ読まれることになるんだろう。

お母さんが生きているうちは、ブログの事も内緒だから、お母さんがこの世から居なくなってからだろうな。


お父さんが28歳、お母さんが26歳の一月、小雪は生まれました。身長48センチ、体重2850グラム、髪の毛がフサフサで鼻がぺっちゃんこだったんだよ(笑)

生まれた日の夜、お父さんは会社から真っ直ぐ小雪に会いに来たの。

『抱っこしてみたら?』とお母さんが小雪をお父さんの腕の中に。そしたらお父さん『こわっ!小ちゃいなぁ』って言ってぎこちなく小雪を抱いてた。

あの日のお父さんはおかしな格好してたの。会社のジャンパーにスラックスに長靴!

黒のゴム長>_<

確かね、雪まじりの雨だったの。お父さん、バイクで通勤してたから、だから長靴だったんだと思う(笑)


小雪が一歳を過ぎてお母さんは仕事をしなきゃならなくて、小雪と離れるのがイヤで仕方がなかったの。毎日ずっと小雪のそばに居たかった。

少しでも小雪と居られるように、お母さんが選んだ仕事がヤクルト販売。託児室でみてもらって、配達が早く終わればすぐに迎えに行けたから。毎日、大急ぎで配達してたんだよ!早く小雪に会いたい〜!って(笑)

公園にも毎日行ったよね!小雪はブランコが好きで『ブーワン、ブーワン』ブランコをブーラン、ブーランって。


2歳から3歳の頃は喘息がひどくて、よく入院したよね(~_~;)

名古屋は入院の思い出ばっかりだね。

大阪に行ってからは、蘭ちゃんと知り合って、グリーンシルエのチビちゃん達と、楽しかったでしょ?!

お花見したり、 クリスマスパーティしたり、あの頃は四人が常に一緒だった気がする。どこに行くのも、いつも一緒。

楽しかったね^_^

埼玉に来てからは、毎年のように事件?が起きたよね。

しかも春にね>_<

お父さんが骨折、栞太が新型インフルエンザ、喘息で入院、栞太も骨折したし。お父さんが会社辞めて主夫になったり。そして、あの震災も三月。

挙げ句の果ては、お父さんが倒れて。お母さんが乳がん。最後にはお父さんが居なくなって…

堕ちたね^_^;ドン底まで堕ちたよね。

小雪の青春時代は壮絶だったよね。青春時代って古いか(ーー;)

高3から今日までね。

小雪は頑張ったと思うよ!

何があっても、コツコツ頑張って勉強してたもんね。高2から急に成績が良くなって、短大では学年トップ!

在校生代表で送辞を読むって言うから、お母さん、抗がん剤の副作用でヘロヘロだったけど、行ったよね。

お父さんも見たかっただろうなって思うと泣けてきたよ^_^;

今年も奨学金もらえたし、すごいね。

お母さんは、コツコツ地道に努力とか考えられない!

だから余計、偉いと思うよ。

四月からは小雪先生だね!

夢だった保育士が現実になったんだね。

これからも、この調子で前へ前へ進んで行ってね!

小雪はきっと大丈夫。

お父さん自慢の可愛い娘だからね^_^

なんて…お父さんのことになるとお母さんは涙が止まらなくなって困るんだ( ;  ; )

お父さんも振袖を着た小雪、保育士になった小雪を見たかっただろうなって思うと悔しいよ。

残念だよ。


あと何年かしたら、小雪は結婚するのかな?赤ちゃんが生まれて…

その日が来るまでお母さんは元気でいられるように頑張らなくちゃね(^ー^)ノ

すごーく長いメッセージになっちゃった(^_^;)


あさってになれば、本当にハタチだね(*^_^*)ケーキ買って来るね!


小雪、、お母さんの子どもでありがとう。

小雪のお母さんで居られたことが嬉しいょ。


おめでとう  小雪(*^_^*)

                                      お母さんより

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