生きているキセキ 〜The miracle of being alive〜

私と娘、息子、そして天国の夫のハナシ。

22年前



その頃は体育の日は10月10日だった。
体育の日はお父さんと私の結婚記念日。
結婚式の当日、私たちは同棲してたので、二人揃って家を出た。
原宿駅で電車を降りて、青山学院内の教会までタクシーで向かった。
教会での式のあと、親族のみの食事会をした。懐かしい^_^

式での牧師さんの話。
牧師さんは、夫婦を靴に例えて話をしてくれた。
新品の靴は始めは馴染まない。でも履いていくうちに、色々な道を歩いていくうちに、履き心地が良くなる。
でも、やがて時間が経つと、汚れたり、ボロボロになる。
それでも、靴は両方揃っていてその役目を果たす物。
生涯、バラバラになることはないのだと。

色々な道を歩いて汚れたけど、ボロボロだけどまだまだ履けた靴。
今はもう、片方だけになってしまった。残された片方も、ボロボロの傷だらけ。
これから先の険しい道を、ボロボロで傷だらけの片方だけで歩いていけるのだろうか…。