生きているキセキ 〜The miracle of being alive〜

私と娘、息子、そして天国の夫のハナシ。

あの頃の私

お父さんが倒れる前、それは私が乳がんになる前でもあるのだけど、それまでの私は今の私とはちょっと違っていた。

仕事は一日6〜7時間、週5日位。

仕事の帰りにスーパーへ寄って、家に着くとすぐに夕飯の支度。

うさぎの世話や洗濯、お風呂、そして寝る。

仕事も買い物も家事も、全て急いでやっていた気がする。

それが当たり前、日常になっていた。

例えば休みが2日続いた場合、出かけるのは、はじめの1日目だけ。2日目の休みは家でゆっくりしていたかった。

元々、出不精だからかもしれないけど、休みの日まで予定を作るのが億劫だし面倒だと思ってた。

職場の飲み会に誘われると、正直嫌だった。

ママ友からの電話も、ランチの誘いもほとんどの場合、面倒だと思っていた。

私がホッと出来るのは、家に居る時、うさぎをかまってる時くらいだったと思う。

毎日、時間に追われていたんだね。

なんて言うのかな…

その頃は、何もかもをただやるだけ?考えず、ただこなすだけでいっぱいいっぱいだったような気がする。


でも今は違う。

見てみたい、行ってみたい、やってみたいって。

いろんな意欲がわいてくる。

今の私は、いろんな事に首を突っ込んでみたい、たくさんの人たちと関わりたいと思っている。

そう思うのは、時間に余裕が出来たおかげもあるのだと思う。

でも、

1番の理由は、お父さんが死んでしまったこと、私が乳がんになったことじゃないかなって。

人は永遠には生きていられない。

いつか必ず死ぬんだって、身を持って感じたから。

そう思ったら、もっと丁寧に生きなきゃもったいないって気づいた。

時間に追われるなんて、もったいな過ぎる!

時間はいつだって同じ速さで流れている。だったら、きちんと使おう

肝心なのは使い方だって思った。


私の時間はあとどのくらいあるのか分からないけど、

今日で終わり。

のその日まで、大切に丁寧に生きて行こうと思う!

お父さんの分もね(^^)


なんて思っても、何もしたくなくてダラダラ過ごす日もあるのだけど^_^;

それもたまには善し!と言うことにしよう。

都合の良い考え方だ^_^;




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