生きているキセキ 〜The miracle of being alive〜

私と娘、息子、そして天国の夫のハナシ。

何故、私じゃないの?

※頭おかしくない?って内容です。

『お父さん』に向けて書いてます。



なんで、お父さんが死んで私が生きてるの?生かされてるの?

私が死んで、お父さんに生きていて欲しかった。

私はズルい。

お父さんの居ないこの世界を生きて行くのが辛いから、悲しいから、私が死んでお父さんに生きていて欲しかったと言っている。

ねぇ、お父さん、生きるって大変だね。

色々な想いを背負って歩いて行かなきゃならない。

ずっと同じ場所には立ち止まれないんだよ。時間はどんどん流れてく。


あのね、友達が亡くなったの。

ご主人とお子さんを残して逝ってしまったよ。

お父さんは、この世界から離れる時、苦しかった?寂しかった?

友達は安らかに旅立ったって。

お父さんのこと、ひとりぼっちで逝かせちゃったね。お母さん間に合わなかった、ごめんね。

ありがとうも、お疲れさまも言えなかったよね。それがね、ずっと心残りなんだ。


お父さんは、もっと生きていたかったでしょ?

お母さんはね…

そうは思わないの。

死ねないから生きてる。そんな感じだよ。

生きてくしかないから、進むしかないから、新しいこと始めてみたり、服を買ったりしてごまかしてる。

ホントはやりたくない、欲しくない。

そんなこと、どうだっていいの。


昔みたいにお父さんが居て…

私はガンでもいいから、元気なお父さんと、四人でなんでもない普通の暮らしがしたいだけ。

お父さん、また戻っておいでよ。

ねぇ、お父さん…

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