心療内科の診察 - 生きているキセキ〜The miracle of being alive〜

心療内科に通い始めて、今月で一年。

去年の今頃は私、かなりヤバかった。

眠れない、食べれない。

頭の中は抗がん剤治療のことでいっぱいだった。

手術後の病理結果が、手術前より悪かったから。

手術前は、リンパ節転移はなしだった。だから、抗がん剤治療はしないで、放射線治療とホルモン療法と言われていた。

私の中で抗がん剤治療＝吐き気

という構図が出来ていたから、絶対にイヤだった。イヤでイヤで仕方がなかった。

だから、

セカンドオピニオンを予約したり、本を読み漁ったり、なんとか抗がん剤治療をしなくても大丈夫と云う

言い訳が欲しくて、一人でもがいてた。

本当はお父さんに話を聞いて欲しくて、頼りたくて、でもお父さんは寝たきりで…

そんなこんなで、ちょっとおかしくなってたのかな。

疲れてるのに眠れない。

体重がどんどん減っていった。

今は羨ましいと思うけど、確かにカリカリだったな…

心療内科に初めて行ったその日に、うつ病ですって言われてびっくりだった。

正確には覚えていないけど、がん細胞が脳に作用して、どうのこうの？？でうつになるって。がんでなければ『うつ状態』だけど、がんだから『うつ病』ですって言われた。

がんですって言われた時とはちょっと違う気分だった。

ショックはショックだけど、私はこんなコトで壊れてしまうんだって自分にがっかりした。弱いなって。

そして一年…

今は、一年前には生きていたお父さんが居なくなり、抗がん剤治療も放射線治療も終わって、状況が変わった。

私の心とからだは、いつになったら元の私に戻るのだろう。

分かってる…

全ては自分次第。

気持ちの持ちよう、考え方なんだよね。