私がやりたいこと - 生きているキセキ〜The miracle of being alive〜

放射線治療で仲良くなった人たち三人は、みな口を揃えて言うことがある。

放射線治療が終わったら、もう少し元気になったら、彼氏を作るとか、仕事をするとか、旅行に行きたいとか、イタリアだのドイツだの…

ネガティブな意味ではなく、やりたいことはやることにした！と明るく話してた。

このことを娘に話したら、お母さんもどこか行けばいいじゃんって。

だけど私は特に旅行に行きたいなんて思わない。

彼氏もいらない。

仕事は、正直したくないけど、生活して行く為にしなくてはならない。

じゃあ、私は何がしたいのか？

朝起きて、こばんを食べて子どもたちを送り出しうさぎたちのごはん。

掃除をして、買物に行き、夕飯の下準備、うさぎをかまって、ちょっと休憩。

音楽を聴きながらボーッとしたり、洗濯をたたむ。

時間に追われず、ゆったりした時間の中で過ごしたい。

ガンがわかるまでの私はとにかく急いでた。何もかもだ。

時間に追われていた。

だから、今ガンになって色々辛い思いもしたけど、ゆっくりまったり過ごせることだけは、ありがたく思う。

でも、どこかへ行きたいとはあまり思わないのは、なぜだろう。

貧乏性なのだろうか。

思い出した。

私は独身の頃から、結婚したら専業主婦になるのが夢だった。

料理や家事が得意なわけではない。

ということは、ただの怠け者なのかもしれない(^_^;)

明日は放射線17回目。