お父さんが倒れた時から、後悔の日々が始まった。
元々はあまり仲の良い夫婦ではなかった。
会話もあまりしなかった。
あまり優しくしてあげてなかった。
だから…
後悔がいっぱい。
ごめんねがいっぱい。
寝たきりになって、意識障害があるために意思の疎通がほとんど出来ない状態だったから、お父さんは私を許してくれていたのかも分からない。
亡くなる時も間に合わず、お父さんはひとりで旅立って行った。
たくさんの後悔があるけど、一番悔やまれるのは、最後にありがとうを言えなかったこと。
今までありがとう。お父さんがんばったね。おつかれさま。とこの世にいる間に言いたかった。